ペットのお墓 ワンハート・ストーン


夏色

2015/09/27

今年のお彼岸、大型連休とも重なり高速道路は大渋滞です。
彼岸のお参りや、法要に出かける我々坊さんにとっては
迷惑な連休でしたね。

さてこの連休中、お檀家のお葬式があり
兵庫県明石市に行ってきました。
檀家さんの長男さんが43歳で亡くなったのです。

故郷を離れ、青い海と空が印象的な明石で就職、
そして結婚と幸せな生活を送っておらてたのが、
8月に異変を感じ、病院で検査を受けた時には
既に末期の状態であったとのことでした。

祭壇の御影写真には、子供の頃の面影が微かに残ります。
大人しい、男の子であった記憶がありますが、
高校時代は京都・東山高校のラグビーに所属し、
全国大会に出場するほどのスポーツマンに
成長していました。

通夜では、同じ檀家の子である姪子らがギター演奏に合わせ
ゆずの『夏色』を唄いました。
急遽、私の控室で猛練習をしたのです、
私の提案に、喪主である奥様が賛成していただいての事。
通夜終了後、会葬者皆が喜んだのは言うまでもありません。

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さてさて、
先の通り、高速道路が大渋滞ですので、私も明石に泊まり込みです。
翌朝、葬儀まで時間があったので、彼が17年間を過ごした明石の街を
ドライブしてみました。
海沿いに広がる風景は、京都の田舎町とは違い、パステル画のように綺麗で
何より、空と海の青さが際立っていました。

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43年という時間だけを見れば、ただただ無念で悔しい思いだけが
湧きおこってきますが、中学、高校、大学、そして社会人として
刻んできた軌跡をみると、中身濃い生き方であったと思うのです。

数日経った今も、何か引きずるものがあるのでしょうか?
姪子二人が通夜で唄った、ゆずの『夏色』が耳に残っています。


ゆず – 夏色
作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

駐車場のネコはアクビをしながら
今日も一日を過ごしてゆく
何も変わらない 穏やかな街並み
みんな夏が来たって浮かれ気分なのに
君は一人さえない顔してるネ
そうだ君に見せたい物があるんだ
大きな五時半の夕やけ
子供の頃と同じように
海も空も雲も僕等でさえも
染めてゆくから…

この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってく

風鈴の音でウトウトしながら
夢見ごごちでヨダレをたらしてる
いつもと同じ網戸ごしの風の匂い
休日でみんなもゴロゴロしてるのに
君はずいぶん忙しい顔をしてるネ
そうだいつかのあの場所へ行こう
真夏の夜の波の音は
不思議な程心静かになる
少しだけ全て忘れて波の音の中
包みこまれてく

この細い細いうら道を抜けて
誰もいない大きな夜の海見ながら
線香花火に二人で
ゆっくりゆっくり火をつける

いつか君の泪がこぼれおちそうになったら
何もしてあげられないけど
少しでもそばにいるよ…

この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってく
ゆっくりゆっくり下ってく
ゆっくりゆっくり下ってく

コメント

型にはまらない、既成概念にとらわれない法要儀式・・・。
これからの寺院(僧侶)のあり方かもしれませんね。

ご遠方の法務、お疲れ様でした!!!

2015/09/28 01:14 | 正

ご冥福を祈るばかりです。

2015/09/28 23:32 | papa

正さん
 こんな葬儀も時にはありだと思うよね

papaさん
 若い人の葬儀は、こちらの気持ちまで引きずられていきます。

2015/09/29 08:47 | 龍

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