ペットのお墓 ワンハート・ストーン


ちょっと良い話し

2007/10/11

最初は電話での問合せだった。
飼っていたペットが亡くなったので、ワンハート・ストーンを注文したいと。
聞くと、その子は平成8年に亡くなったお父様が可愛がっておられたそうで、そのお父様のお墓の横に祀ってあげたいとの旨。ただ受話器の向こうで話される女性の声がとても優しそうだったのが印象的だった。

後日写真が送られてきた。犬種はマルチーズ。名前はアイちゃん。

内容的には生前と原寸大で、全骨できること、さらに墓石の横に設置するので、伏せポーズで。打合せは途中から、ご主人の担当になった。ご病気の奥様を気遣われる優しいご主人。『どんなご夫婦なんだろう?』打合せの過程で会ってみたくなった。
『お父様が飼っておられたワンちゃんが亡くなったので、父の側へ・・・』
それだけでも感動させられる話なのに、ワンハート・ストーンを通じて、それ
以上にご病気の奥様を気遣われるご主人のお人柄に興味が行く。

数週間後に写真から、粘土型作成。そして一度ご確認いただいてから、いよいよ彫刻作業へ。一ヶ月少しの期間を経て完成した商品を、直接お伺いして納品することにした。

閑静な住宅街にそのお宅はあった。玄関を通され、奥様の待たれるお部屋へ。最初に印象に残った優しい声の主は、お持ちしたワンハート・ストーンをご覧になるなり涙を流された。いろんな想いが巡られたのだろう。ご主人も想像通りのお方で、涙声の奥様に優しく声をかけられる。

元の飼い主である父様に死に別れ、ここへ引き取られたアイちゃんは、きっと大切に大切に育てられたのだろう。そして最後は二人に看取られて、心安からに旅立ったのだと思う。
 
最後に奥様が『もう少し此処に置いていてもいいですか?』と言われたので、『納得されるまで、お家で祀ってあげられたらいかかですか?』と声をかけて、お二人と別れた。ワンハート・ストーンとなったアイちゃんが、最初に座ったのは、慣れ親しんだリビングのソファーだった。

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