ペットのお墓 ワンハート・ストーン


「素直に自分を見つめる(持戒に学ぶ)」

2007/09/19

若い頃は自分の可能性に夢を抱き、人生の選択肢等いくらでもあると思う。?しかし年を重ねるごとに、夢は削られ、現実が迫ってくる。「つまらない人生だ」と思う。でもその時こそ、素直に自分を見つめよう。そこに夢の続きが見えてくる。
お寺は葬式と法事以外に縁が無い。という方が殆どであろう。同時に仏教は死後の世界の物語と思っている人が殆ど。とんでない!これ以上の人生のバイブルはない。小生、寺に生まれながら、なぜもっと早く勉強しなかったか!ただただ後悔の日々である。

さて今回は『持戒』についてである。?読んで字の如くで、戒を持つという意味である。戒とはお釈迦様が言われた、守らなければならない習慣的な規律であって、経典には五戒、八戒、十戒云々と細かく書かれている。代表的な五戒について簡単に明記してみよう。
1)不 殺 生 戒(ふせっしょうかい)=生き物を殺すこと勿れ(なかれ)?2)不 偸 盗 戒(ふちゅうとうかい)=人のものを盗むこと勿れ?3)不 邪 淫 戒(ふじゃいんかい)=節操にない愛欲を持つ勿れ?4)不 妄 語 戒(ふもうごかい)=嘘をつくこと勿れ?5)不 酉古 酒 戒(ふこしゅかい)=むやみに酒を飲む勿れ、また勧める勿れ
  #酉古は1文字です。

頭に『不』の字がつく。したがって「してはいけない」という意味である。法律でもなければ規則でもない。極めて当たり前のことである。では守れるであろうか?もちろん瞬間的には可能であるが、「持」ということは常備するわけであるから、時々守っていたのでは意味が無い。どうであろうか?大変難しい、というより不可能である。

他の生き物を食用とし生きている自分。蚊やゴキブリ等の虫を衛生上の理由で殺す。そこに罪悪感を持つ人が何人いるであろうか?他人の持っているものが欲しくなる。盗むまでいかなくても、なんとかして手に入れようとする。社内不倫は当たり前、文化とまで言う有様である。嘘は日常会話で、「絶対儲かりまっせ!」本当に儲かるなら、他人になど絶対に言わない。自分を見失うほど酔って、「酔ってたから」と酒のせいにする。飲めない部下に無理やり飲ませて、これが社会人だと豪語する上司。飲む暇があったら、せめて自分の企画書は自分で作れるようパソコンの練習でもしたらどうか?

当たり前のことすら満足に出来ない自分が此処にいる。そんな自分が描いた夢通りにことがトントンと運ぶはずがない。素直の自分を見つめよう。しかしだからといって、あきらめるのではない。?
彼岸とは本来『理想に至る』である。まずは自分を省みて、そこから理想の自分像を目指す。但し方向を間違ってはいけない。人はもちろん他の生き物を大切に、今日食べた肉や魚、全ての命に感謝する。他人の身なりを意識せず、仕事の上とはいえ、他人を不幸にするような嘘は言わない。酒は仕事の疲れを癒す程度に、飲めない人に勧めても恨まれるだけである。?
私もこんな素敵な人になりたい。皆さんはどうですか?


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