ペットのお墓 ワンハート・ストーン


「前向きに生きる(精進に学ぶ)」

2007/09/26

誰かと何かを始める時、やはり前向きな相手がいい。?一緒にいるだけでも気分が楽になる。状況が悪い時はなお更である。?むしろ状況が悪い時ほど前向きになれる人は、本当に強い人だと思う。


彼岸の効能、その四番目は「精進」である。仏教語のなかでも耳慣れた言葉ではないか。「精進料理」とは肉や魚を食材に使わない料理と受け取られている。これはむしろ先の「殺生(生き物を殺さない)」の教えが相当で、字句本来の意味は違ってくる。むしろ「今後も精進して頑張ります」など、日常的に使われる慣用語としての意味が近い。「精一杯、前に進む!」そう受け取ってもらえればいい。今風に言うと「前向き」とか「ポジティブ」でもいい。

前回の「忍辱」で述べたように、この世は自分の思い通りにはいかない世界である。?時に幸・不幸は、自分とは全然関係ないところからやってくる。これまでやってきた苦労が報われることは少ない。信じていた人に裏切られること多々ある。それがこの世の中である。挫けること幾度である。だからこそ精進に生きるのである。

叔母が余命数ケ月と診断された。脳腫瘍である。現代医学ではどうしょうもない。?叔父と家族は、叔母を家で診ることにした。但し「死ぬ時は家で」とういうことではない。民間医療や漢方など、考えられるあらゆる手を尽くして、叔母を助けるためである。諦めてはいない、100%治ると信じている。そう思う(信じる)片方では、100%駄目なことも覚悟していると言う。そして話す時の表情は、何時もと変わらぬ表情である。この叔父が自身のホームページにこんな言葉を書いていた。?これは息子が高校受験の時に送った言葉らしい。「良い結果が出るのではない・・・・出た結果がいいのだ。良い結果が出ることを望むを『迷い』と言い、出た結果こそが自分に良いのだと受け止める事を『悟り』と言う。迷悟の差とは、実に左様なモノであろう」逆境に身を置いた時こそ、現実から逃げず、前向きに事に挑む叔父は、本当に強い人だと思う。

そもそも前向きに生きる、その先にある目的とか、達成すべき目標は何なのか?が重要ではないか?出世なのか、名声なのか、何のか?よく考えてほしい。?高級車に乗るために頑張る、マンションを買うために頑張る、ブランドの服を買うため?それもいい。でもそれが全てなのか?以前、高級車欲しさに、妻を焼き殺したバカのニュースがあった。彼が今居るのは監獄の中である。果たして満足でろうか?

まさに『色即是空(しきそくぜくう・般若心経)』である。形あるもの所詮、空である。そんなものに振回されていないか?それを前向きな生き方というのか?何かと誘惑の多い現代社会では重要なことだと思う。
多くを望まず、高くを望まず、人を当てにせず、自分が自分らしく生きられる生き方。?それこそが前向きな生き方ではないであろうか?叔父のように強くはなれないが、少なくともそう在りたいと思う。

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